外したブレーキキャリパー。この年代の車両は独特な構造してますよね。
摩耗はあまりしてませんが固着してます。
パッドBは簡単に外れますがパッドAがキャリパー本体と固着して外れません。
そこで必殺技!
パッドの真ん中を狙って穴を開けて、M8のタップを立てて、ボルトとナット、鉄板を組み合わせて引き抜く方法です。ナットを締め込むとパッドが引っ張られて出て来ます。
ピストンも出てこなかったので同じ方法で引き抜きました。
湯煎してからエアーで吹いて出すのが一般的らしいです。ピストンの裏に蓋がしてあるのでこんな荒技が出来たわけです笑
出てきたピストン。思ったより錆は少ないです、ペーパーかけたらまだ使えそうなくらいですが、先の事を考えると新品に交換です。
キャリパー内部のオイルシールよりパッド側の腐食は割と有りますが、使用には問題なさそうです。
キャリパーとオイルシール。
ピストン新旧比較。新品の方はステンレス製、キャリパーがアルミなのであまり好きませんが安かったのでこっちにしました。
まだ純正品出ます。
キャリパー内部は軽くサンドペーパーで慣らして洗浄してから組み立てました。
オイルシールはめてピストンを差し込むだけですね♪
パッドは面取りして組みました。
パッドグリスの塗り方がイマイチわかりません…(車検時にはブレーキ鳴きがあり、その後かなり酷くなったのでパッドの側面の金属部にグリスを塗るとおさまりました。暫くすると、また鳴き出すので定期的にグリスを塗る様にします。やはり国内メーカーのパッドの方が良いんですかね?…)
あと、ブレーキホースが詰まっていたので穴を開けて、針金を刺して掃除しました。
穴はハンダで塞ぎました。(ドケチにも程があるww)
車体に取り付けてエア抜きして完了なのですが、エア抜きに凄く時間がかかりました。(フルードがキャリパーまで下りていく時間が長いw)専用の器具を持っていないので結構手こずりましたが、放置していたら勝手にある程度抜けたので、そこからレバーをにぎにぎしバルブを開けたり閉めたりしながらエア抜きしました。
CB350F,CB400Fはネックの所に油圧ブレーキセンサーが付いているので一般的な車両よりもエア抜きに時間がかかる様です。なので注射器などでブリーダーから入れる方が効率的だと思いました。
後日、漏れがないか確認すると…センサーの部分に漏れ確認、それとブリーダーからも少し滲んでます。
半田付けが甘かったか?と思いましたが如何やら再利用したワッシャーから漏れている様でした。
ワッシャーはナップスに買いに行き、ブリーダーバルブは既に買っていたので、交換して直りました。本来変えるものを変えなかったので二度手間になってしまいました。こういう事はよくあります😅