乗り出した頃はわからなかったけど、乗り慣れるに連れて5000回転前後、スロットル開度がパーシャルの時に若干失速する感覚が気になって来ました。また、プラグの先端がガビガビしているのも気になっていました。ノーマルのセッティングで普通に乗れていて困る事も無かったので今まで放って置いていました。ですが、今季のこの寒さでいつもより症状がハッキリ出る様になったので思い切ってセッティングしてみる事にしました。(セッティングと言ってもニードルのクリップ位置を変えるだけなのでそこまで大仕事では無いです。だけど強制開閉式故に時間が掛かりましたw)
ボコついて失速する感じでは無いので「薄い」と思います。加速時でも無く、高回転時(7000回転以上)でも無いのでニードルジェットのクリップ位置を一段下へずらせばそれで良いのではないかと予想しました。(こう言う予想は大体外れるんですが(汗))
車体に乗ったままじゃ出来なかった様な…と思いつつ取り敢えずトップカバーを外しました。ここで過去の自分に感謝です。トップカバーのボルトはM5のプラスネジが使われていましたが、それを全てクロームメッキのキャップボルトに変えていたのです。これにより六角レンチでカバーを外す事が出来ました。プラスだったら諦めていても可笑しく無いです。
次にどうやってスロットルバルブを外すか少し悩みましたが、エアクリーナー側のレンチサイズ7mmのボルトを外します。(爪の付いたワッシャーが有ります)そうするとバルブとアームが解放されるので、バルブを上まで引っ張れます。ここも爪の付いたワッシャーがあり、その爪を寝かせてレンチサイズ8mmのボルトを外しました。
アームとバルブが分離出来ました。
左のボールジョイントを抑える部品は小さいので無くしそうです。アスファルトの上に落としてヒヤッとしました笑 (尖っている方が上向きです。)
スロットルバルブの底の方にプラスネジがあるので、細目のドライバーで外します。
90度回すと上へ引き抜けます。
バルブとアームを繋いでいる部品です。この部品でジェットニードルを押さえているみたいです。
ジェットニードルが外れました。後はクリップの位置を一段下げて、元通りに組み込んで完了です。が、これを後3回します…また2番と3番はフレームが近いので作業し辛かったです。(ボルトをキャブの隙間に落としたり、なんやかんやで2時間くらい掛かりました笑)
さて、アクセルの開け始めが少しモッサリしてるのと同調が少し狂いましたが、早速試乗してみました。
どうせ上手く行ってないだろうなと思っていましたが、めっちゃ良くなりました!7000回転迄スルスル気持ち良く回り、失速も無くなりました。翌日、同調調整とエアスクリューを少し緩めて再び走ってみました。5000回転くらいで良い音がして気持ちいいですが、温まると2000回転辺りが濃いい感じがして気になります。また今度エアスクリューの調整をして様子を見てみようと思います。
今まで無理に回していたのかなぁと思うと焼き付かなくて本当良かったです。それと、久しぶりにフォーーンからファーーンと変わる良い音が聞けて気持ちよかったです。(通称ハンドVTECと呼んでいる…w)