最近、アニメ「スーパーカブ」が話題ですね。小説も読んでいる身からすると、クスッと笑える部分がかなりカットされてて少し残念に思いますが、とても面白いです。
今日はカブの話です。
「カブ マフラー 芯抜き」で検索してもなかなか見つかりません。どうして芯抜きなんかするんだよって思われると思いますが、芯を抜いて別のマフラーへの素材とする為です。それに50純正マフラーなんて欲しがる人少ないですからね。
※この記事を読んで改造してお巡りさんに切符切られても当方一切責任を負いません。自己責任でお願いします。
アップガレージで購入したカブ50規制後マフラー。330円w
これは外してありますが、ヒートガードが付いているタイプです。ナットが溶接されている所が裂けて、煤で黒くなっている車両をよく見かけます。コストが掛かるのに付けられているという事は火傷する事案が多かったのでしょうか?
因みに(排ガス)規制前、規制後とはキャブ車の中での区分で、fiとは別です。
さて、分解していきます。要領としてはスポット溶接部と溶接で肉盛りされている部分をドリルで揉みます。その後、後ろのテーパー部とエキパイとサイレンサーの接続部のビードを切り、内部の隔壁を引っ張り出します。
後ろのテーパー部を切り落とした所です。見えている隔壁はスポット溶接されているのですが、テーパー部の溶接が溶け込みくっついています。なのでもう一度若干ビードが残る程度に輪切りにします。
その次の隔壁は、丸棒を点付けしてスライドハンマーの要領で引っ張り出しました。
2つ隔壁が取れた所です。
分解した後です。真ん中の方は一体になっているのでゴッソリ出てきます。
空になったサイレンサー。穴を開けた位置がわかると思います。(画像左側が上部、上側が車体側面です。スポット9ヶ所、肉盛り3ヶ所)
今回使った工具はボール盤(ドリルでも可)、8mm、10mmのドリル、グラインダー、溶接機(無くても出来ると思います)です。
90のマフラーの残骸が転がっていたので比較です。どちらも規制後なので構造はほぼ一緒ですね。ですが90は全体的に太いです。
90のエキパイとパイプやパンチングメタル等を組み合わせてストレート構造のマフラーを作ろうと思ってます。出来上がったら、また記事にします。
今日はこの辺で。参考になれば幸いです。